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Miffi

2017年4月15日


今回の旅の目的の一つは

フレンチバスクを極めること。

『海バスク 山バスク』の著者の1人、

中土パジェス芳美さん(通称ヨーヨー)

の完璧な手配で、充実の5泊6日。

チーズ工房で朝早くから

全ての作業を見学させていただいたり、

絶滅の危機に瀕していた

バスク豚を蘇らせたスーパーヒーロー

ピエール・オテイザ氏

の案内で生ハム工房を拝見したり、

美しい清流沿いの

鱒の養殖場に立ち寄ったり、

生産の現場を訪問出来たことは

貴重な体験となった。

 

バスクリネンの工房では新たなビジネスを着想。

 

イルレギーのワインを

昼に夜にとボトルで飲みまくり、

ワイナリーでは

マダムから説明を受けるチャンスにも恵まれた。

たまたま着物で参加した

バイヨンヌの生ハムコンテストでは、

100人以上のカメラの被写体になり、

いつもの着物効果を実感。

重い思いをして持って来た甲斐があった。

 

ヨーヨーセレクトの宿は

どこもエクセラン(ちょっとフランス語)。

ビアリッツのモダンな宿は

快適でアクセスも抜群だった。

山のオーベルジュは

3軒とも空気が澄んでとても静か。

いずれもお洒落なしつらえは

さすがフランスだなと感心する。

WIFI環境には

あいにく恵まれなかったため、

アップは諦めて

ゆっくりごはんを楽しみながら

おしゃべりに興じた。

今回一番美味しかったのは

アルリュードの山のレストラン。

まずガルビュールという

野菜のスープの滋味深さにホッとする。

レモンバターソースが爽やかな

バンカの鱒のソテーは

ふんわりした身とカリカリの皮が

素敵なコントラスト。

そして、

バスク豚の付け合わせのポテトが

全く油を感じさせず

カラッと揚がっていて、

思わずシェフに会ってみたくなった。

その他の食事も

なんということのない

地元の人が集うお店が

どこも美味しかった。

星付きレストランより、

シンプルな料理を出す

食堂に軍配が上がったのは、

やはり地産地消という

コンセプトのなせる技かもしれない。

 

ヨーヨーの流暢なフランス語と

体育会系の運転技術、

そして豊富な知識に支えられて

素晴らしい旅となった。

細やかな心配りと優しい笑顔に癒されて

気持ちの良い毎日を過ごせたことに、

心から感謝したい。

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