成田から14時間のフライトで
無事マドリーに到着。
今回の旅の目的その1は、
昨年10月に就航した
イベリア航空の直行便に乗ること。
28年前の新婚旅行では
存在していた直行便だが、
その後姿を消し、
ようやく待ち望んだ
復活を遂げたのだ。
サービスは到底
日本の航空会社には敵わないが、
トランジットの時間の無駄と
疲れがないという違いはかなり大きい。
JALとの共同運航便ではあっても、
残念ながらマイルシステムは適応されず、
アップグレードこそ出来なかったものの、
JALのステイタスが高いお陰で
窓口にて無料で
非常口の座席に変えていただけた。
ドアの下部に出たベンチ状の突起に
足を乗せることができ、なかなか快適。
隣もいなかったので、
2席分の枕と毛布とスペースを使って
ぐっすり眠れた。
着陸の際
向かいに座っていたクルーの方と話したら、
食事が少な過ぎると苦情が入るとのこと。
確かに、
まともな食事は離陸直後の1回だけ。
その後6時間程しておにぎりが一つ配られ、
更に6時間程してクロワッサンサンドと
バナナマフィンとヨーグルトの
軽食が出ただけだった。
そもそもエコノミーの食事には
何も期待していないので、
むしろ私にとっては
少し胃を休めることができて
好都合だったかもしれない。
サテライトウィングの
一番端っこに到着。
メイン棟に移動するための
電車の駅までがやたら遠い。
パスポートコントロールで、
「ここに住んでるの?」と聞かれ、
いいえと答えると
「スペイン語がうまいね。」
と褒められるといういつものパターンで
ピロポの世界に突入したことを実感する。
歩くスピードよりも
迅速に運ばれた荷物が
既に回転台をくるくるしていて
慌てて降ろす。
今回も2個のスーツケースの内
1.2個分はお土産。
残り0.5個分には着物一式が入っている。
3つのスーツケースを載せたキャリーを
押して外に出ると、
「ミッフィさーん!」との声。
昨年夏にマドリーに移住した
まどかちゃんが
笑顔で手を振っていた。
数ヶ月振りで再会のドスベソス。
駐車場には
ご主人様のホルヘ先生が待っていてくれた。
いつお目にかかっても素敵なご夫妻。
お二人の温かい思いやりに感謝である。
ホルヘ先生の運転で街へ。
サンタアナ近くのホテルに
チェックインして荷物を解き。
まどかちゃんとおしゃべりしながら
マドリーで会うお友達のお土産を仕分け。
一番重い日本酒軍団は
旅程ラスト近くのビルバオとサンセバで
シェフやソムリエの友達にあげるから、
まだまだ重い。
ひと段落したところで、
早速バル巡りへ出発。
日が落ちて急に冷え込んできたけど、
せっかくなので
プラサ・サンタ・アナのテラス席に陣取る。
一度おうちに車を置いて
電車で来てくれたホルヘ先生と合流し、
カーニャで乾杯🍻
野菜を食べたいとリクエストしたら、
ホルヘ先生がアスパラの生ハム巻きを
オーダーしてくれた。
見た目も華やかで、
スペインらしいサラダでホッとする。
2軒目はエルブジで修業していた
シェフSergio Arolaの
カジュアルなレストラン
「VI COOL」へ。
メニューはいかにものモダンスパニッシュ。
ワサビ、生姜、ポン酢などの文字が踊り、
和食の影響力の大きさをしみじみ感じる。
ベルデホで乾杯。
マグロとアボカドのタルタルは四角く
スタイリッシュに整形され、
わさびの泡と
海苔テリヤキソースでいただく趣向。
斬新だけど、
やっぱり醤油とオリーブオイルの方が合いそう。
アルボンディガス(肉団子)は
ケソ・マンチェゴ(チーズ)入りで、
上に乗った大ぶりのセタ(きのこ)スライスが
香り良くとても美味だった。
3軒目は
お友達の松島俊夫さんの経営する
「ICHIKORO」で〆ラーメン。
メンマ、海草、茄子の
突き出しがお洒落。
特に茄子が美味しい。
評判が良いというコロッケは
確かによく味が再現されている。
餃子は中華系の薬味の香りがして、
日本のラーメン屋さんというよりは
中華料理屋さんに近いかな。
そして、まどかちゃんオススメの
煮干しラーメン。
スープは美味しいけど、
このストレート麺にしたのは
どうしてなのかな?
日本蕎麦をいただいている食感。
日本のイチコロに行って研究しなくちゃ。
帰り道、この数軒先にシェリーバーを発見!
その名も「ラ・ベネンシア」。
これは行かなくちゃ。明日訪問しよう。
エアは1月に取ったのに、
そこから怒涛のセール期間が始まり、
ホテルを予約したのは
なんとアイレを閉店してから、
出発の10日ほど前!
というドタバタだったが、
全部徒歩5分以内という
素晴らしいロケーションの
ホテルを選んだ自分を褒めつつ、
1日目終了。
ホルヘ先生とまどかちゃんとも
思いっきりおしゃべりできて、
充実の夜だった。
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